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  • 執筆者の写真sayama

「トークンエコノミー」を導入した商用ブロックチェーン「BCLチェーン」プロジェクトを開始

更新日:2018年8月31日

TIS社、NRI社出資のスタートアップ、ブロックチェーンロック社がBCLチェーン上の分散型アプリのユースケースの開発へ


BCL Foundation Ltd.(本社:シンガポール、CEO:岡本 健、以下 BCL Foundation)は、ブロックチェーンやIoTデバイスを活用した、企業向けパブリックチェーン・プロジェクト、「BCLチェーン」を開始したことを発表しました。

また、BCL Foundationの一員であるブロックチェーンロック株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:岡本 健、以下 ブロックチェーンロック社)は、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)及び株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本 臣吾、以下 NRI)の出資を受け、スマートロックをはじめとするIoTデバイスを開発・展開し、日本初となる「トークンエコノミー」を持つBCLチェーンのユースケースの開発・普及を進めます。

内閣府の経済社会総合研究所の報告(※1)によれば、日本における2016年のシェアリング・エコノミーの生産額は5,000億円規模と試算されており、国内労働人口の減少、働き方の多様化、価値観の多様化を背景に、今後もシェアリング・エコノミー市場が拡大することが見込まれています。シェアリング・エコノミーにおいては、住宅、オフィス、店舗、市中などで「スペース」、「移動手段」、「モノ」の共有が進み、さまざまなシーンで資産共有のツール・技術として、IoTおよびスマートロックの活用ニーズが拡大していくと考えられます。

BCLチェーンでは、スマートロックとスマートコントラクトの組み合わせをエコシステムの最初のユースケースとし、「スペースレンタル」、「シェア自転車」などさまざまな価値移転ビジネスを推進します。これらのユースケースを推進することで、「BCLチェーン」が価値移転ビジネスの商用ブロックチェーン・サービスのインフラとしてデファクト・スタンダートになることを目指しています。

BCL Foundationは世界中のパートナーとグローバルなシェアリング・ビジネス専用ブロックチェーンのインフラの構築に注力する一方、ブロックチェーンロック社はBCLチェーンに接続するIoTデバイスの開発、販売及び運営を行い、日本からBCLチェーンの有用なユースケースの開発・展開に努め、そのユースケースを世界に向けて展開していく予定です。

BCL FoundationのCEOである岡本健は次のように述べています。「BCLチェーンは、シェアリング・エコノミーに特化して設計されています。スマートロックを通して不動産のシェアリングに最適なのはもちろん、シェアリング・ビジネスに付随するアイデンティティを保証することで、宿泊施設へのチェックインや、家庭向け・サプライヤーの施設内への宅配など、広義のシェアリング・ビジネスを信用の担保という形で支援します。あらゆるビジネスへのブロックチェーンの採用が拡大するなか、さまざまな顧客のシェアリング・ビジネスに対するニーズに応えるために設計されたブロックチェーンとIoTデバイスを組み合わせるこの新しいコンセプトが、持続可能でスケーラブルな方法で成長していくことを期待しています」

パートナーとなる企業は、トークンエコノミーを組み込んだ分散型商用パブリック・チェーンであるBCLメインチェーンに参加し、独自のBCLサブチェーンを立ち上げ、チェーン上にデジタル・アセットを発行することができます。そのデジタル・アセットを、スマートロックなどのIoTデバイスを通して紐付けられる物理的資産に結びつけトークン化することで、簡単に物理的資産をP2Pで共有することが可能となります。さらに、BCL Foundationでは鍵を使うシェアリング・エコノミー向けにカスタマイズされた、専用のスマートコントラクト・テンプレートをコンソーシアム・パートナーに提供します。このテンプレートを利用することで、開発者は製品化に要する時間および開発コストを大幅に短縮できます。

BCL Foundationは今後、サードパーティのエコシステム・パートナーと協力し、「共有宅配ボックス」、「シェア自転車」、「シェア自動車」などのシェアリング・サービスを同エコシステムに組み込むことで、眠った空間や資産のシェアリングを促進していきます。

※1:内閣府 経済社会総合研究所「シェアリング・エコノミー等新分野の経済活動の計測に関する調査研究」報告書概要


BCL Foundation Ltd.について

BCL Foundationは、企業向けに本格的なパブリック・チェーンの開発プロジェクトを実施しています。「Unlock the World」というミッションのもと2018年にシンガポールに設立されたBCL Foundationは、ブロックチェーン・テクノロジーとトークンエコノミーを融合させ、情報と価値のシームレスな移転を可能にする価値移転ビジネス専用ブロックチェーン・インフラを通じて仮想世界と現実世界を結びつけます。BCL Foundationのビジョンは、財産所有者と一時的利用者間でのP2Pによる利用権の移転を促進することです。また、ブロックチェーンとIoTデバイス間のプロトコルの標準化も推進しています。詳細は https://bcl.foundation/ をご覧ください。


ブロックチェーンロック株式会社について

インターネット、ブロックチェーン及びIoT業界での多くの経験を積んだ経営陣から構成される、ブロックチェーンとIoT専門の技術集団です。世界中をアンロックするという意味の「Unlock the World」をミッションとするBCL Foundationの最初のメンバー企業として、東京を拠点に活動しています。世界中の遊休資産をブロックチェーンとIoTの力でより安全にシェアリングできる世界を目指し、BCLチェーン上で顧客企業とのユースケースの共同開発と、専用IoTデバイスの開発を行っています。詳細は https://blockchainlock.com/ をご覧ください。


【本件に関するお問い合わせ】

BCL Foundation PR担当

株式会社井之上パブリックリレーションズ内  秦、池田、リットウィン

TEL:03-5269-2301  FAX:03-5269-2305  E-mail: bclfoundation@inoue-pr.com

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